CCFL用電源

エアピュアでは、CCFL(冷陰極管)用の電源回路・インバーターの設計開発受託を行っております。また、大型店舗向けの看板用照明ユニットなどに用いるCCFL用電源の設計開発実績もあります。

CCFLは液晶ディスプレイのバックライトや紫外線殺菌ランプ、照明などの用途で用いられてきました。

CCFLを点灯させるためには、高電圧を供給するためのインバーター回路が必要ですが、電圧や電流をコントロールして安定稼働させるためには、設計上の様々なノウハウが必要です。

CCFL(冷陰極管)用電源回路 仕様

用途に応じて、ワット数固定タイプや3~9Wまで変動可能なワット数フリータイプなどのCCFL電源や回路をご提供できます。さらに、ランプを5段階で調光できるCCFL電源や、タイマー及び動作指定型のCCFL電源の設計開発も可能(特注品)です。

さらに、用途に応じた紫外線ランプの選定や出力計算、回路設計、モジュールの提供も行っております。

直管タイプ

ランプ電流(mA rms) ランプ電圧(V rms) ランプ電力(W)
20 170 3.5
20 300 6.0
20 350 7.0
20 400 8.0

U字管タイプ

ランプ電流(mA rms) ランプ電圧(V rms) ランプ電力(W)
10 300 3.0
20 300 6.0
20 350 7.0
20 400 8.0
20 450 9.0

CCFL電源 ワット数固定タイプ
CCFL電源 ワット数固定タイプ

CCFL電源 ワット数フリータイプ(3~9W)
CCFL電源 ワット数フリータイプ

特注品 CCFL電源調光型(5段階制御)
CCFL用電源

特注品 CCFL電源タイマー及び動作指定型
特注品 CCFL電源タイマー及び動作指定型

CCFL電源の部品選定 インバータ用トランス

CCFL電源の部品選定 インバータ用トランス

CCFL電源の性能を左右する重要な部品の一つが、インバータ用トランスです。CCFLは高電圧・高周波で駆動されるため、トランスには高い絶縁耐圧と高周波特性が求められます。

具体的には、コア材にはフェライトコアなどの高周波損失の少ない材料を選び、巻線には高周波電流に適した導体を使用します。適切なトランスを選定することは、電源の効率と信頼性を確保する上で極めて重要です。

高電圧コンデンサ CCFL電源の信頼性向上

CCFL電源には、高電圧コンデンサが用いられます。これらのコンデンサは、電圧の平滑化や、エネルギーの蓄積などの役割を担い、CCFLの安定した点灯を支えています。

CCFL電源のコンデンサには、高い耐圧と低いESR(等価直列抵抗)が求められます。

ESRが低いほど、コンデンサでの電力損失が少なくなり、電源の効率が向上します。信頼性の高いコンデンサを選定することで、電源の寿命を延ばすことができます。

CCFL電源のノイズ対策と効率改善

CCFL電源は高周波で動作するため、ノイズの問題が発生しやすくなります。ノイズの発生源としては、スイッチング素子の高速なオン/オフ動作や、トランスからの漏れ磁束などが挙げられます。

これらのノイズを抑制するためには、シールド対策、フィルタリング、適切な基板レイアウトなどの対策が必要です。

また、スナバ回路を付加することで、スイッチング時のノイズを低減し、他の電子機器への影響を最小限に抑え、製品の信頼性を向上させることができます。

CCFL電源の電力効率を向上 損失の要因と対策

CCFL電源の電力効率を向上させるためには、損失の要因を知ることが重要です。主な損失要因としては、スイッチング損失、導通損失、トランスの鉄損・銅損、コンデンサの損失などが挙げられます。

これらの損失を低減するためには、ZVS動作の採用、低オン抵抗FETの選定、高周波特性に優れたトランスの設計、低ESRコンデンサの使用などの対策が効果的です。

また、回路全体の最適化も重要であり、部品の選定だけでなく、回路構成や制御方法についても検討する必要があります。

CCFL電源の放熱対策と温度上昇の抑制

CCFL電源は、電力変換に伴って熱が発生します。特に高出力の電源では、発熱量が大きくなるため、適切な熱設計が不可欠です。

放熱対策としては、ヒートシンクの取り付け、強制空冷ファンの設置、熱伝導率の高い基板の使用などが挙げられます。また、部品の配置を工夫することで、熱が集中しないようにすることも重要です。

CCFL電源の正しい熱設計により、部品の温度上昇を抑え、電源の信頼性と寿命を向上させることができます。

紫外線・オゾン機器・電源の設計開発

紫外線ランプ スーパーバックヤード

エアピュアでは、過去に紫外線やオゾンを活用した空気清浄機や、医療機関・食品工場向けの流水型水殺菌装置・除菌防臭機器を多数製作してきました。

その経験を活かして、自社製品の開発販売だけでなく、紫外線とオゾンを活用した小型殺菌消臭ユニットの設計開発や、除菌防臭機器の設計開発受託、機器の製造販売、OEM生産も行っています。

紫外線・オゾン応用機器: 紫外線・オゾン応用機器の設計開発受託

流水型紫外線水殺菌装置: 流水型紫外線水殺菌装置 水の殺菌・水質管理

UV照射装置の設計開発: 紫外線硬化樹脂向けUVランプ・UV照射装置の設計開発

電池・バッテリー駆動型: 電池・バッテリーを用いた紫外線除菌消臭装置の設計開発

紫外線ランプ・電源回路・インバーターの設計開発受託

紫外線ランプ・CCFL・電源回路・インバーターの設計開発受託も行っています。長年にわたり、紫外線・オゾン応用機器の設計開発に携わる経験豊富なエンジニアが対応いたします。お気軽にご相談ください。

紫外線ランプ・電源回路・インバーター: 紫外線(UVC)ランプ・電源回路・インバーターの設計開発受託

CCFL電源・インバーター: CCFL電源・インバーターの設計開発委託