エアピュアでは、冷陰極管及びイオン発生を組み合わせた酸素の活性化技術について研究を重ねてきました。

この技術の特徴は、2つのコロナ放電間にオゾン発生型紫外線ランプを配置して、オゾン発生量をコントロールするとともに、大量のマイナスイオンを発生させることができます。

負イオン+紫外線+オゾンによるウイルス殺菌

この機構によってO2-のマイナスイオンを発生させるとともに、オゾン濃度を低濃度化して、マイナスイオン量や殺菌性の向上を図り、独自のマイナスイオン関連製品の開発にも応用しています。

負イオン発生型(マイナスイオン発生器と呼ばれる)空気清浄機の中には、オゾン発生量や窒素酸化物の問題について、きちんと検証しないまま販売されているものがあります。

エアピュアのイオン発生装置は独自の機構を用いて、コロナ放電によるオゾンや窒素酸化物の問題を解消するとともに、大量のマイナスイオンを発生させることができます。

マイナスイオンとは

マイナスイオンとは、大気中の原子に電子が付いて、マイナスに帯電したものを指しており、私たちの身の回りにも存在しているありふれた物質です。

マイナスイオンは森や緑の多い高原、滝の近くなどに多く存在しています。 自然の中で過ごすと気分がよくなるのは、マイナスイオンの多い場所にいることが理由の一つです。

マイナスイオンが多くなると人体の生理作用が快調となり、自然治癒力が高まって細胞を活性化します。そして自律神経の働きを快調にします。さらに新陳代謝が活発になり、生命力が強くなります。

緑の多い高原や田園地帯などで療養すると、病気が治るとよく言われるのはそのためです。

マイナスイオンに関しては、さらに研究所における最新の検査機器を使用した研究、実験の過程で驚異的な発見がもたらされました。マイナスイオンには活性酸素を抑制する力があり、しかも大変効果が高いということが立証されています。

マイナスイオンを活用した製品といえば、空気清浄機やエアコン、ドライヤーなどがあります。

また、マイナスイオンを使った塗料や壁紙、畳といった建材の他に、寝具やアロマなどの生活用品、扇風機や加湿器、マイナスイオン発生器などの電化製品もあります。

エアピュアの空気清浄機「カムフォールド」も、マイナスイオンの技術を活用して、フィルターを使わずに空気中のチリやホコリを捕捉したり、ウイルスや化学物質を除去しています。

マイナスイオンとプラスイオン

電気を帯びた粒子は、プラスイオンとマイナスイオンの2種類があります。空気中にある酸素や窒素、炭酸ガスにもイオンがあり、それぞれプラスイオンかマイナスイオンという形で存在しています。

マイナスイオンが多くなると人体の生理作用が活発となり、新陳代謝や自然治癒力が向上して細胞を活性化します。そして自律神経の働きを高めてくれます。

天候が悪く空気中にプラスイオンが多いときには、人体の血液中にもプラスイオンが多くなり、神経痛・ぜんそく・脳卒中の発生率が高くなると報告されています。

一方、天気が良好なときにはマイナスイオンが多く、私たちの血液中にも生体イオンが多くなっています。すると身体の調子が良く気分も快適になり、非常に健康な状態になります。

「森林の多い高原は空気がきれいで体に良い」といわれるのは、森林から多量のマイナスイオンが発生しているからです。

昔から慢性病の患者が、高原や海岸・田園地帯などに転地療養するのも、同様の理由なのです。

ちなみに、雷は雲の上部にプラス、下部にマイナスの電気を帯電して、激しく放電現象を繰り返している現象です。

雷が多い年は豊作になるという言い伝えがありますが、これは雷の放電時に大量のマイナスイオンが発生し、稲の生育を刺激するからと言われています。

神経細胞とマイナスイオン

人間の体は細胞で構成されていますが、細胞の内側と外側でイオンの分布が違うため、細胞の内側はマイナス電位、外側はプラス電位となっています。この電位差を膜電位と呼びます。

人間の体は脳から神経を通じて電気信号を送り、身体を維持していますが、神経細胞はプラスイオンとマイナスイオンの電位差によって電気信号を発生させています。

このバランスを崩すのは、体内におけるプラスイオンの増加です。プラスイオンが増えると、神経系統への指令が不規則となり、ストレスやイライラを増幅させる原因となります。

現代人にとってマイナスイオンは、健康維持に不可欠な要素なのです。

マイナスイオン研究の始まり

大気中のイオンは19世紀末に存在が確認され、20世紀の初頭になると、生体に対するイオンの影響について様々な研究が行われるようになりました。

マイナスイオンの研究も20世紀初頭から始まりましたが、第二次世界大戦によって中断されました。その後、1961年にアメリカで最初の国際空気イオン学会が開催され、軍需や宇宙産業の分野でもマイナスイオンの研究が盛んとなります。

原子力潜水艦は海に潜ると空気が密閉されたままになりますが、このため炭酸ガスが増えてバクテリアが増殖し、乗務員の病気や死亡原因となっていました。

その解決策として、安定したマイナスイオンの供給方法がテーマとなり、多くの学者によって研究が行われました。冷戦時代はアメリカ国防省の軍事機密になっていました。