エアピュアの技術は、殺菌用紫外線ランプにオゾンを発生させる原理を追加して除菌効果を向上させ、合わせて脱臭効果も望めるようにしたところに特徴があり、過去に医療機関や食品工場向けの除菌防臭機器を多数制作してきました。
また、工場や施設だけでなく衆人環境向けの機器として、紫外線とオゾンによる高い除菌力を維持しながら、人体には影響が及ばないレベルまでオゾン濃度を下げることも可能です。
この技術を用いた空気清浄機「カムフォールド」は、負イオン+紫外線+オゾンによるトリプル効果を用いて、ウイルスの除菌やお部屋の消臭だけでなく、化学物質やPM2.5を除去することができます。
紫外線やオゾンを用いた技術は、コロナ流行後の除菌や消臭ニーズに合致すると自負しています。
冷陰極管型紫外線ランプ
冷陰極管紫外線ランプ(CCFL)は高出力で殺菌力が高く、従来品の紫外線ランプより寿命も長持ちします。加熱や薬品方式と比べて維持コストが大幅に削減でき、大変経済的です。
※冷陰極管紫外線ランプ・・・一般的に高輝度誘導等の光源として使われている蛍光灯の方式で、石英量の調整でオゾンが出るように設計した製品。
安全性の高いオゾン発生ランプ
オゾンは微量でも殺菌力があることは周知の事実で、オゾンを発生させる方法は、放電によって作る方式からプラズマで作る方式までいろいろあります。
一般的によく使われている放電でオゾンを生成する方法は、オゾン濃度のコントロールが難しく、開発に苦労をした経験があります。
様々な試行錯誤の中で、最終的に到達したのが、紫外線CCFLランプ(オゾン、殺菌線)を使ったオゾン発生です。この方法なら、部屋の大きさや用途に合わせてランプや出力(W)を選定するだけで、オゾン発生量をコントロールできます。
紫外線ランプから出る以下の波長によって殺菌とオゾン発生が行われ、室内のオゾン放出量も環境基準を超えないレベルに保つことができます。
殺菌線‥‥‥波長253.7 nm
オゾン線‥‥‥波長184.9nm
強い除菌・消臭力を持つオゾンは、しばらくすると酸素に戻るので、薬剤などが残留する心配はありません。
除菌防臭機器の開発実績
エアピュアでは、紫外線とオゾンの除菌消臭効果を最大限に活用して、食品産業をはじめ、医療やバイオ・エレクトロニクスなど、清潔空間を必要とする産業分野向けの除菌防臭機器を多数制作してきました。
一例として、病院や医療機関向けの除菌脱臭機器をはじめ、公共施設やトイレ向けの脱臭機、スーパーのバックヤードやゴミ置き場に設置する脱臭除菌虫除け機器、食品加工場や冷蔵庫の脱臭除菌虫除け機器などがあります。
エアピュアがオーダーメイドで開発する機器は、用途や面積に応じて紫外線ランプの照度やオゾン発生量をコントロールすることが可能です。
除菌防臭機器の用途と設置事例
オゾンと紫外線のツインパワーを最大限に活用した除菌脱臭装置は、食品医療衛生分野に必要不可欠な衛生空間を、24時間連続して継続することが可能です。
また、オゾンはしばらくすると酸素に戻るため、次亜塩素酸やアルコールなどの薬剤が残留する心配はなく、安全性の高い除菌が可能です。
病院・医療機関
病院や医療機関では様々な病気や疾患を持った患者が訪れるため、感染症対策が義務付けられています。
- 調理室の消臭・除菌
- 手術室、診療室、病院、待合室の消臭除菌
公共施設・交通機関
役所やホール、会議室、トイレ、電車やバス、タクシーといった交通機関、駅舎などの不特定多数が集まる場所では、空気感染の影響が大きいため、紫外線+オゾンによる除菌が有効です。
- 受付やオフィス、ホール、会議室などの除菌
- トイレの除菌消臭
- 電車・バス・タクシーの除菌消臭
阪急庄内駅 男女トイレ: トイレの脱臭用途で設置
JR今宮駅 男女トイレ: トイレの脱臭用途で設置
北大阪生協白川店 男女トイレ: トイレの脱臭用途で設置
老人ホーム・介護施設
老人ホームや介護施設の入居者はウイルスに対する抵抗力が落ちているため、インフルエンザウイルスやノロウイルスの集団感染が発生しやすいと考えられます。
- 入居者の感染対策
- 食堂や調理室の消臭・除菌
- 加齢臭やオムツ臭などの消臭
- 施設内全般の除菌消臭
食品工場・加工所
精肉、鶏肉、水産物、製菓、製パン、製麺、惣菜、漬物、豆腐、冷凍食品工場向け
- 製品のカビ、菌の発生の防止
- 作業場、厨房の消臭除菌、調理台、機械の表面除菌と落下菌防止
スーパーのバックヤード・ゴミ置き場
- 厨房の消臭・除菌、調理台、まな板等の表面除菌と落下菌防止
- クリーンルームの除菌
- ごみ置き場等の消臭除菌、害虫対策
家畜飼育場
牛、馬、豚、鶏舎内の消臭除菌
電子部品工場
クリーンルームの消臭除菌
ゴキブリ害虫駆除
オゾンはゴキブリのフェロモンを分解するので、レストランや食品工場に設置するとゴキブリが寄り付きにくくなります。また花粉やカビ、不潔なショウジョウバエ等の害虫、有害動物にも効果的です。
空気清浄機+オゾン発生器 カムフォールド
カムフォールドはフィルターに頼る一般的な空気清浄機とは違って、紫外線とオゾンの力でウイルスや化学物質を元から分解するところが特徴です。
カムフォールドは内部ユニットに空気を通し、冷陰極管型紫外線オゾン発生ランプによって発生する紫外線(波長253.7nm)と、オゾン(波長184.9nm)の効果により、ウイルスを不活性化したり、ニオイの元となる化学物質を分解します。
紫外線発生量、オゾン発生量ともに、ランプのW数によって能力の調整が可能で、出口側でもコロナ放電を発生させればオゾンが分解され、排出されるオゾンは環境基準内(0.03ppm以下)に抑えられます。
カムフォールドの詳細はこちら 空気清浄機+オゾン発生器 カムフォールド
取得済み特許
技術責任者の徳田は過去に産業技術総合研究所と共同研究を行い、イオン関係の特許を取得しており、日本だけでなく海外100カ国で出願しています。
特許の内容は空気活性化に関するもので、以前からの研究開発を通じて判明した長所を、複合的に組み合わせたものです。
また、殺菌機能と消臭機能を持つ収納庫について、オゾン関連の特許を共同(3社)で取得しています。